子供のようにはしゃぐ大人は誰よりも素敵だ
僕はあまり人前でハメを外すことができません。
恥じらいからなのか、元々僕がもっている気質や性格からなのか、原因はわかりません。
僕はスポーツを観戦することと激しい音楽を聴くことがとても大好きなのですが、
どうしてこんなに大好きなんだろう?と考えた時、
大人である自分の恥じらいとかのリミッターを外してくれる
という共通点に気が付きました。
そういえばそうだ。
激しいバンドのライブで思いっきり暴れて頭を振るのも
好きなサッカークラブのゴール裏で飛び跳ねてチャントを歌い、結果に一喜一憂するのも
そして、
自分だけじゃなしに、
周りの大人が、
自分よりもいくつも年上の大人達も一緒に、子供のようにはしゃげる環境が好きなんだと気づきました。
グッチ裕三がやっていた、
という番組をご存知でしょうか。
あー、なんか知ってるって人も多いと思います。
僕は小さい頃、NHKの教育テレビ(今でいうEテレ)をよく観ていたのでこの番組のことをよく覚えているんですが、
正直なにがおもしろいかあんまりよくわからなかった。
人形がおっさんと一緒に歌ってるだけ
こんな印象でした。
ただ一つ、記憶にあるのが
子供向けの教育テレビなのに、親の方が楽しそうに観ている
ということ。
この前、YouTubeでハッチポッチステーションの動画があったので、懐かしいな〜とか思いながら久しぶりに観てみると
なるほど、確かに今見るとめちゃめちゃおもしろい(笑)
僕は80年代90年代の洋楽を好んで聴くんですけど、その時代の洋楽をパロディーみたいな感じで子供向けにアレンジしているんです。
ABBAも
いい感じで大人がクスッとなるようなパロディーをしてた。
僕はもしかしたら、親が楽しそうにしている姿や、一緒に番組を観られるということが
ハッチポッチステーションを毎日観ていた理由なのかもしれない。
実際にハッチポッチステーションについて調べてみると、子供だけでなく、その親も楽しめるようなコンセプトの番組だそうで。
話が少し逸れました。
電車とかでちっちゃい子を連れている夫婦が、子供のために、自身が子供になってあやしている姿を見ると、
「なんかいいなぁ」
と思うのもまた、同じ理由なのかもしれない。
スポーツや音楽などのエンターテイメントは、こうした大人を子供に戻してくれることが魅力だと思う。
世間体を気にして、なるべく我を出さないように気をつけなければならない世の中。
こういうエンタメがまた、明日への活力になっているんじゃないかな。
大人でも子供のように目をキラキラ輝かせてはしゃぐ姿が、一番素敵だと思うから。